インフルエンザワクチンはいつ打つ?2026年の接種時期とコロナ同時接種
最終更新日:2026年10月27日|発行:歯科処神崎(熊本県玉名郡和水町・医科/歯科併設)
10月末の今からでも、インフルエンザワクチンの接種は検討できます。効果が期待できるまで約2週間かかるため、接種を希望する方は、11月を待つことより、体調のよい日に早めに予定を立てることが大切です。
熊本県ではすでに流行がみられます。10月22日公表の第42週では、有明保健所管内のインフルエンザ報告は1定点当たり10.43人、山鹿保健所管内は4.50人でした。「11月がよいと聞いたから待つ」「もう流行しているから遅い」と決めず、年齢や体調、公費手続きを含めて接種日を考えましょう。出典:熊本県週報
インフルエンザワクチンはいつ打つのがよい?
基本は流行に備えて接種することです。2026年の熊本県では秋から患者の報告があるため、接種希望の方は10月末から早めに日程を相談しましょう。
厚生労働省の2026年度Q&Aでは、例年の流行を踏まえ、12月中旬までに接種を終えることが目安とされています。ただし、これは「12月まで待ってよい」という意味ではありません。実際の流行が早ければ、接種の検討も早める必要があります。出典:厚生労働省・2026年度Q&A
「11月が適切」といわれる理由
例年の冬の流行に対し、免疫がつくまでの時間を確保しやすいからです。11月は予定を立てる目安になりますが、全員に共通する「最も効果的な月」ではありません。身近で流行している方、高齢の方、人と接する機会が多い方は、11月にこだわって先延ばしにしないようにしましょう。
受験・旅行・帰省などの予定がある方
予定日の直前ではなく、効果が期待できるまでの約2週間を考慮して日程を相談してください。接種後に発熱やだるさが出る場合もあるため、予定の前日などを避け、余裕をもたせると調整しやすくなります。接種しても感染を完全に防ぐことはできません。
10月・11月・12月の接種タイミング比較
10月は一律に早すぎるわけではなく、12月も一律に遅すぎるわけではありません。月だけでなく、流行状況・体調・必要な接種回数で判断します。
表は左右にスクロールできます。
| 接種する時期 | 考え方 | 予定を立てるときのポイント |
|---|---|---|
| 10月 | 秋からの流行に備える選択肢。2026年は熊本県で流行が確認されています | 体調がよければ、11月を待たず相談できます |
| 11月 | 冬に向けて準備しやすい時期です | 希望日・人数・公費の有無を伝え、予約を進めましょう |
| 12月 | 未接種の方も接種を検討できます | 可能なら中旬までを目安に。ただし、直後から効果が出るわけではありません |
| 1月以降 | 流行が続いていれば、接種を検討する余地があります | 自治体の助成期限、在庫、医師の判断を確認してください |
10月に接種すると、冬まで効果がもちませんか?
注射のインフルエンザワクチンは、効果の持続がおおむね5か月程度と案内されています。ただし、同じ強さの効果が5か月間続くという保証ではなく、個人差があり、時間とともに低下します。冬の終わりだけを考えて秋の感染機会を見落とさないことが大切です。
12月中旬を過ぎたら、もう意味がありませんか?
日付だけで接種の意義がなくなるわけではありません。その後も感染する機会があるか、接種できる体調か、公費の対象期間内かを確認します。「遅れたから今年はやめる」と決める前にご相談ください。すでに発熱している場合は、予防接種ではなく診療の相談が先です。
効果はいつから?いつまで続く?
インフルエンザワクチンは、接種後約2週間で効果が期待され、持続はおおむね5か月が目安です。感染を完全に防ぐものではなく、発症や重症化のリスクを下げるために接種します。
「免疫がつく」とは、病原体に対抗する体の備えができてくることです。接種翌日に十分な予防効果が得られる、という意味ではありません。必要な回数の接種を終えるまでの時間も含めて考えます。接種時期の目安:和水町の案内
効果の程度は年齢、健康状態、流行するウイルスなどによって異なります。接種後も手洗い、換気、咳エチケットを続けましょう。有効性と限界:厚生労働省
子どもは2回分の日程を考えます
注射の不活化インフルエンザワクチンは、生後6か月以上13歳未満では通常2回、2~4週間の間隔で接種します。1回目を遅らせると2回目も遅くなります。年齢・過去の接種日を伝え、2回分の予定を相談してください。経鼻ワクチンとは対象年齢・接種回数が異なります。当院での小児の受入年齢や製剤は、予約時にご確認ください。出典:厚生労働省
2026年の熊本県北地域の流行状況
10月27日時点で確認できた熊本県の最新週報は、第42週(10月12~18日)です。有明・山鹿の両地域でインフルエンザ患者の報告があり、冬前でも備えが必要です。
表は左右にスクロールできます。
| 地域 | インフルエンザの報告数 | 1定点当たり |
|---|---|---|
| 熊本県全体 | 729人 | 10.27人 |
| 有明保健所管内 | 73人 | 10.43人 |
| 山鹿保健所管内 | 9人 | 4.50人 |
出典:熊本県感染症情報・2026年第42週、8ページ(2026年10月22日公表)。県全体は前週の1,005人・14.15人/定点から減少しましたが、注意報の基準値である10人/定点を上回っています。
「1定点当たり」は、報告を行う医療機関1か所当たりの1週間の患者数です。地域の全患者数や、住民の感染確率ではありません。有明保健所管内には玉名市・和水町・南関町などが含まれますが、上の数字を各市町の患者数として読み替えることはできません。管轄地域:熊本県
この状況から、当院では「11月なら安心」「山鹿は県平均より少ないから接種を待てる」と月や数字だけで判断せず、接種を希望する方には早めの日程相談をご案内します。流行状況は熊本県の週報で更新されます。
新型コロナワクチンはいつ接種する?
新型コロナの定期接種は、秋冬に年1回行われます。対象の方は、過去の接種・感染歴と現在の体調を確認し、冬の感染拡大に備えて日程を相談しましょう。
新型コロナワクチンの主な目的は、入院などにつながる重症化のリスクを下げることです。インフルエンザと別のワクチンなので、インフルエンザの接種だけでは新型コロナへの備えにはなりません。出典:厚生労働省・2026年度Q&A
厚生労働省は、免疫がつくまで1~2週間程度かかると説明しています。効果の持続は製剤、年齢、接種歴、流行株、発症予防か重症化予防かによって異なり、インフルエンザと同じ「約5か月」と一律には扱えません。出典:新型コロナワクチンQ&A
自治体の実施期間が3月末まであっても、3月が推奨月という意味ではありません。前回接種から必要な間隔は使用製剤の条件を確認します。接種記録を用意し、予約時に前回の接種日をお伝えください。製剤情報:JIHS
インフルエンザとコロナワクチンは同時接種できる?
医師が認めた場合は、同じ日に接種できます。同時接種にしない場合も、両ワクチンの間に一律の間隔制限はありません。希望は予約時にお伝えください。
同日に受けると来院をまとめられますが、当日の体調、製剤、在庫などを確認して決めます。公費を利用する場合は、それぞれのワクチンについて対象条件と手続きが必要です。なお、新型コロナワクチン同士の前回接種からの間隔は別途確認します。出典:厚生労働省Q&A
高齢者・持病がある方は、いつ相談すればよい?
高齢者や基礎疾患がある方は、病状が安定している時期に早めに相談してください。接種時期の判断と、公費助成の対象になるかどうかは別に確認します。
糖尿病、心臓・腎臓・呼吸器の病気などで治療中の方は、お薬手帳を用意し、最近の体調変化や治療内容を伝えてください。病状が悪化しているときは、接種を急ぐより治療・回復を優先する場合があります。出典:厚生労働省Q&A
両ワクチンの定期接種は、原則65歳以上の方と、60~64歳で一定の重い機能障害がある方が対象です。60~64歳で持病がある方すべてが公費対象になるわけではありません。心臓・腎臓・呼吸器の障害により日常生活が極度に制限される方、HIVによる免疫の障害で日常生活がほとんど不可能な方などが対象となります。対象条件:厚生労働省
発熱しているとき・感染症にかかった後は?
発熱中や重い急性疾患があるときは接種を見合わせます。回復後の接種日は病気や治療内容で異なるため、発症日・解熱日・現在の症状を伝えて相談してください。
新型コロナにかかった方も、回復後に接種を検討できます。感染から接種までの期間には一律の決まりがありません。「必ず何日後」「全員3か月待つ」とはせず、医師が個別に判断します。出典:厚生労働省Q&A
インフルエンザやその他の感染症の後も、熱が下がった日だけで判断せず、残っている症状や全身状態を確認します。予約当日に体調が悪ければ、来院前にお電話ください。発熱や咳が続く方は発熱外来の案内をご覧ください。
和水町・南関町・山鹿市・玉名市の公費接種制度
助成額だけでなく、接種前の手続きと当日の支払額を確認しましょう。自治体の制度額と、どの医療機関でもその金額で受けられることは同じではありません。
以下は2026年度の高齢者等の定期接種の制度概要です。対象者は原則として前述の年齢・障害要件を満たす住民で、各ワクチン年度内1回です。子どものインフルエンザ助成は別制度です。
表は左右にスクロールできます。
| お住まい | インフルエンザの自己負担・期間 | 新型コロナの自己負担・期間 |
|---|---|---|
| 和水町 | 1,000円/2026年10月1日~2027年1月31日※ | 4,800円/2026年10月1日~2027年3月31日 |
| 南関町 | 1,000円/2026年10月1日~2027年1月31日 | 4,800円/2026年10月1日~2027年3月31日 |
| 山鹿市 | 1,500円/2026年10月1日~2027年1月30日 | 4,700円/2026年10月1日~2027年3月31日 |
| 玉名市 | 1,700円/2026年10月1日~2027年1月31日 | 4,800円/2026年10月1日~2027年3月31日 |
※和水町は接種先区分によってインフルエンザの期限が2026年12月31日になる場合があります。玉名市には疾病等によるインフルエンザの期間延長規定がありますが、通常の期限と同じには扱わず、市へ事前に確認してください。休診日には接種できません。免除制度の対象となる方は必要書類も確認してください。
制度の出典:和水町/南関町・2026年10月号18~19ページ/山鹿市/玉名市。南関町の広報は65歳以上を対象として案内しているため、60~64歳の該当者は町に個別確認してください。
和水町・南関町の方:当院では事前手続きと償還払い
償還払いとは、医療機関でいったん全額を支払い、申請後に自治体から助成分を受け取る方法です。 当院でこの方法を使う方は、接種前に町へ相談し、必要書類を受け取ってください。
当院の公費接種案内では、窓口でインフルエンザ5,700円、新型コロナ16,000円を支払い、助成条件を満たして償還を受けた場合の実質負担は、それぞれ1,000円・4,800円です。コロナの「4,800円」は払い戻される額ではなく、償還後に残る負担です。免除対象者などは扱いが異なる場合があります。
和水町は予診票・接種済証の原本、領収書、申請書兼請求書、印鑑、口座情報を案内しています。南関町は委託外接種前の連絡、依頼書等の準備、町の予診票の使用を求めています。申請期限を含む詳細は、和水町保健子ども課、南関町健康推進課へ確認してください。
山鹿市の方:当院の案内は事前相談・個別契約の方式
山鹿市の公式案内には、広域化登録医療機関で受ける場合の事前申請が記載されています。一方、当院での案内は「市へ事前相談し、市と当院の個別契約後に接種する」という流れです。当院での手続きの完了を確認してから接種日を確定し、契約前に公費扱いで受けられるとは考えないようにしてください。
玉名市の方:当院での助成適用は予約前に確認
玉名市の制度上の自己負担額は上表のとおりですが、当院での適用を一律にお約束するものではありません。市の契約医療機関以外では、広域化の対象かどうかで扱いが変わります。玉名市保健センター(0968-72-4188)へ「歯科処神崎で接種したい」と伝え、助成の可否と手続きを確認してください。
当院での窓口支払い・手続きの詳しい説明は、公費ワクチン接種の案内にまとめています。
歯科処神崎の予防接種料金・予約方法
当院は和水町の医科・歯科併設診療所です。予防接種は内科の診療体制で行い、電話で接種日・人数・公費助成・同時接種のご希望を確認します。
表は左右にスクロールできます。
| 接種・予約の区分 | 当院の料金(税込) |
|---|---|
| インフルエンザ・一般任意接種 | 1人1回5,700円 |
| インフルエンザ・偶数人数で同時予約かつ同日接種 | 1人1回3,800円 |
| 和水町・南関町の公費対象者が当院で償還払いを利用する場合 | インフルエンザ5,700円/新型コロナ16,000円をいったん支払い |
3,800円の対象は2人・4人・6人などの偶数人数です。1人の予約や3人・5人などの奇数人数には適用しません。公費助成との組み合わせや免除の扱いは、予約時に個別に確認します。新型コロナの任意接種料金は、ご予約時にお問い合わせください。
予約時にお伝えいただくこと
- 希望するワクチンと、同時接種を希望するか
- 接種する方の年齢・お住まいの市町村・人数
- 希望日、公費手続きの状況、前回の接種日
- 最近の発熱・感染症、持病、治療薬、過去の強い副反応
接種日は予約時に確認します。医師による予診、接種、接種後の経過観察を行います。任意接種ではオンライン予診に対応できる場合がありますので、ご希望をお伝えください。接種そのものはオンラインでは完了しません。訪問接種の相談については公費接種・訪問接種の案内をご覧ください。
副反応についてもご確認ください
インフルエンザワクチンでは接種部位の痛み・赤み・腫れ、発熱やだるさなどがみられ、まれにアナフィラキシーなどの重い反応が起こることがあります。新型コロナワクチンでも痛み、発熱、頭痛、倦怠感などがあり、製剤によっては心筋炎・心膜炎等にも注意が必要です。使用する製剤に応じて説明を受け、気になる症状が出たら医療機関へ連絡してください。強い息苦しさなど急激な症状は速やかな救急対応が必要です。インフルエンザの安全性/新型コロナワクチンQ&A
任意接種は健康保険適用外です。接種回数は年齢・製剤等により異なるため、必要回数と総額を予約時に確認します。
よくある質問
インフルエンザワクチンは10月末からでも間に合いますか?
はい、今からでも接種を検討できます。効果が期待できるまで約2週間かかるため、希望する方は体調のよい日に早めに予定を立てましょう。
10月に打つのは早すぎますか?
一律に早すぎるわけではありません。2026年は熊本県で秋から流行しており、接種を希望する方が11月を待つ必要はありません。
11月まで待った方が効果的ですか?
11月は冬に備えやすい目安ですが、全員に最適な月ではありません。身近な流行や体調、年齢、接種回数を考えて決めます。
12月に接種しても遅くありませんか?
12月でも接種を検討できます。可能なら中旬までを目安とし、それを過ぎた場合も、流行状況や助成期限を確認して医師に相談してください。
接種の翌日から効果がありますか?
十分な効果を翌日から期待することはできません。インフルエンザでは接種後約2週間が目安です。接種直後も感染対策を続けましょう。
インフルエンザワクチンの効果は5か月で切れますか?
約5か月は持続の目安で、決まった日に突然切れるという意味ではありません。効果は時間とともに低下し、個人差もあります。
子どもの1回目も11月でよいですか?
注射のワクチンで2回接種が必要な年齢では、2回目までの日程を考えます。1回目を先延ばしにせず、年齢と接種歴を伝えて相談してください。
インフルエンザとコロナワクチンは同じ日に打てますか?
医師が認めた場合は同じ日に接種できます。希望は予約時に伝え、体調や在庫、公費を使う場合のそれぞれの手続きを確認してください。
別の日に接種するなら2週間空けますか?
インフルエンザと新型コロナワクチンの間に、一律に2週間空ける決まりはありません。ただし、新型コロナワクチン同士の接種間隔は別途確認が必要です。
持病がある60歳以上の人は全員、公費対象ですか?
いいえ。原則65歳以上と、60~64歳で一定の重い機能障害がある方が対象です。持病があるだけで対象になるとは限らず、自治体への確認が必要です。
コロナにかかった後も接種できますか?
回復後に接種を検討できます。感染から接種までの期間に一律の決まりはありません。発症日、治療内容、現在の体調を医師に伝えて相談してください。
当日に熱がある場合はどうしますか?
発熱や体調不良があれば、来院前に医療機関へ連絡してください。発熱中などは接種を見合わせ、回復後の日程を相談します。
今からの接種は、体調と手続きを確認して予定を立てましょう
10月末は、今年の予防接種を諦める時期ではありません。玉名市・山鹿市・南関町・和水町周辺で接種を希望する方は、体調のよい日を選び、必要な公費手続きを接種前に済ませましょう。
歯科処神崎は、熊本県玉名郡和水町津田1563-7にあります。電話は0968-34-6606です。ご希望のワクチン、人数、お住まいの自治体をお知らせいただければ、接種日や料金、必要な手続きを確認できます。
参考資料
以下は2026年10月27日に確認した資料です。医学的な一般情報は厚生労働省・JIHS、地域の流行は熊本県、公費制度は各自治体、当院のサービスは当院公式案内を参照しています。
- 厚生労働省:令和8年度冬季・急性呼吸器感染症(ARI)総合対策Q&A(令和8年度版。ページ全体の更新日は確認できず)
- 厚生労働省:インフルエンザワクチン(季節性)(ページ内Q&Aは2025年12月19日版。制度・時期は2026年度資料と照合)
- 厚生労働省:新型コロナワクチンQ&A(更新日表示は確認できず)
- JIHS:新型コロナワクチンについて(2026年9月15日更新)
- 熊本県:感染症発生情報・週報/第42週PDF(2026年10月22日公表)
- 熊本県:インフルエンザが注意報レベルを超えました(2026年10月8日更新)
- 和水町:令和8年度高齢者インフルエンザ・新型コロナワクチン接種(2026年9月11日更新)
- 南関町:広報なんかん2026年10月号(2026年10月1日発行、18~19ページ)
- 山鹿市:令和8年度定期新型コロナ・インフルエンザ予防接種(2026年9月24日更新)
- 玉名市:令和8年度予防接種費用助成(2026年9月24日更新)
- 当院:予防接種のご案内(ページ表示日2026年10月1日)/公費ワクチン接種のご案内(ページ表示日2026年10月7日)
本記事は一般的な情報提供を目的としています。接種の可否や時期は、予診を行う医師が個別に判断します。

